
あづみ野に生を受けて215年
山深い信州にありながら、広々と明るい安曇野は冷涼で爽やか、
日照時間が長くからりと晴れた日が多い、恵まれた地です。
大地のすぐ下には、最大高低差二千五百メートルもの高地から
ほとばしり流れる北アルプスの雪解け水が湧き出る時を待っています。
酒造りの理想の地、安曇野で二百年の伝統を受け継ぎ
私たちは心を尽くし、日本の旨い酒造りを目指しています。

原料米
原料米の多くは、長野県産の酒米「美山錦」「ひとごこち」を使用しております。
栽培に手間がかかるため、しぶる農家に「梓川の豊かな水に恵まれた穀倉地帯で育った酒米で、うまい酒を造りたい」という熱意が通じて今やEH酒造の酒造りに欠かせない原料となりました。
また、酒米の王様と呼ばれる「山田錦」。特に兵庫県産の特A地区の吉川町産山田錦が最高とされております。
その山田錦を手に入れるために、兵庫県まで赴き直接交渉の末に取り扱いを認められ、数量に限りがあるためこだわりの高級なお酒に使用しております。


仕込水
北アルプスの麓に位置する安曇野は、名水百選に選ばれた「安曇野わさび田湧水群」がある自然豊かな水の郷です。
北アルプスに降った雨や雪が最大高低差2500メートルもの高地から地下水となった、清らかな水を仕込水として使用しています。


地域の歴史や文化と共に育んだ歴史

あづみ野に生まれ あづみ野で育まれました
あづみ野という地は古より水に恵まれた地です。
北アルプスの伏流水という天然の資源に恵まれ、そこに育つ良質の酒米により、古くより酒造りが盛んに行われてきた地域です。EH酒造の前身である「酔園」はこの地に生を受け、様々な造り酒屋の知恵と技術を集めながら進化してきたお酒です。
その地ならではの気候風土を活かし、地域の農家の皆さんとつながり、地元の蔵人の手をかけて育まれてきた、あづみ野の地酒です。
合併統合を繰り返しながら歩んできた歴史
その昔、あづみ野にはいくつもの集落があり、いくつもの造り酒屋が存在しました。それぞれに独自の製法とこだわりを持っており、独自の季節ごとの酒造りを人の手で行っていたのです。
やがて各集落は統合し、地方自治体の体を成すという変化の中で、数多くあった造り酒屋も合併・統合を繰り返し、昭和の頃に現在の「酔園」として統合されました。近代では平成の町村合併を経て、今や安曇野市という自治体の中では唯一の酒蔵としてEH酒造があります。変わりゆく歴史や風景、暮らしの中にあって、今もなおあづみ野の蔵人たちは変わることなく「良い酒をつくる」ことに思いを込めて酒造りに勤しんでいます。

アルプスの伏流水に育まれた農産地域
北アルプスに積もる万年雪が永い時間をかけて地下に浸透し、湧水となって平野に多くの恵みをもたらします。その量は日に 万トンとも言われ、故にあづみ野は肥沃の地として農産物、とりわけ稲作が盛んでした。あづみ野の名水と良い米の恵みを古くより大切に生かした酒造りへの取り組みこそ「酔園」の背景です。酔園の酒蔵は敷地内の地下1500mから湧き出す伏流水を組み上げ、「仕込み水」として利用しており、まさにあづみ野の水で醸すという酒造りを行っています。
あづみ野の文化を表現する存在でありたい
涼冷な気候風土に広がる田園風景はあづみ野らしい景観であり、そこに暮らす人々の気質もまた豊かさに価値を重んじるものです。季節ごとに彩を変える自然風景と豊かな恵み。人の暮らしが織りなす安曇野の暮らしの中で、我々が醸す「酔園」もまた地域に息づく文化のひとつであるとを自覚しています。


